2011. 12. 10  
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ユニケミー創立40周年を記念して、
創業社長である岡部相談役の特別講演会でした。

これは、私から岡部相談役に直接お願いして実現。

岡部相談役は、創業以来25年以上も社長を務め、
14年前に退任されました。

これから事業を受け継ぐ後継者の私にとって、
「ユニケミーの創業マインド」はとっても大切なこと。

これは、私だけでなく社員にも大切なことなので、
それなら全社員で聞きましょうという企画です。
岡部相談役は、79歳。
講演は1時間30分の長丁場で、声が最後まで出るか心配しましたが、
休憩を挟んだ後半の方が、より声が出ていました。

さて、ユニケミーを創業した理由は、ズバリ
「勤めていた会社に不満を持っていたから」

・会社に貢献しても、ほとんど給料は上がらない。
 むしろ給料を安くして、ある程度で会社を辞めてくれた方が
 会社側は助かると考えていたのではないか。
・昇格しても辞令が出ない。
・営業は午前中麻雀、午後からようやく仕事に出て行く。
・当時研究室に対する予算はなく、ガラス器具の1つすら自由に買えなかった。

とても、いい加減な会社で、社長を信頼できなかった。

そんな時、公害が問題となり環境分析の仕事が少しずつ増えていった。
これなら、生業になるかもしれないと、
当時同じ会社にいた納谷会長と、父である濱地社長を誘って、
1972年2月、わずか6坪から3人で会社をスタートさせたそうです。

なぜ、この3人だったのか?
それは、当時の会社の研究室に、この3人しかいなかったからだそうです。

岡部相談役が私の父に縁を感じたのは、
大船観音の建造に関わった孫で、信用できると思ったから。
当時、岡部相談役の母方の祖父が観音信仰しており、
大船観音の建造についても、寄付金を集めて回っていたそうです。

縁があったんですね。

講演の最後に、岡部相談役はこう語りました。
「人生は、あらかじめ決められているような気がする。
 決めたれた川の流れの中で、中央を流れるか川岸付近を流れるか
 せいぜいそのぐらいの自由しかない。
 だからこそ、縁あって共に働くのだから
 社員は力を合わせてやっていってほしい。」

そして、講演は質疑応答へ。

ユニケミーの社名の由来は?
 「ユニーク(独特な)・ユニバーサル(全体の)・ユニ(統一)」と
 「ケミカル」から「ユニケミー」と決まったそうです。
統一(Unity)という意味があることは、私も初めて知りました。

どういう会社にしたかったのか?
 辞めた会社を反面教師にした。
 「人と縁を大切にしよう」
 ユニケミーに来てよかった、勤めてよかったと、
 言ってもらえるような会社にしたかった。
 残念ながら、それは達成できずに今は「欠点」となっているような気がする
 とも仰っていました。
 
 社是は社員みんなで考えようと提案したが、
 現社長以外だれも出てこなかったので、岡部相談役が考えて発表したそうです。
 また、時代は変わるので、もっといい社是となれば、
 どんどん変えてもいいそうです。
 「理化学技術を通じて社会貢献」「顧客ニーズの追求」
 「人格尊重と心豊かな職場」
 これがキーワードとなっている社是を、私はとても気に入っているので、
 時代に合わせて解釈して、社員へ浸透させていきます。

その他にも、多くの質問が出ましたが、私もここで質問しました。

血族経営をしないと言っていたのはなぜか?
 当初、私が入社することは考えてもいなかったそうです。
 また現在でも、岡部相談役は血族経営に対して賛成でも反対でもない。
 ただ、理想はあっても、現実問題としてこの規模の企業では、
 創業者の子息が経営を継ぐことは自然の流れだと思う。
 銀行など世間は、血族経営以外を現実として受け入れてくれない。

この話を聞けて、私の十字架は少し軽くなったように思えました。
何となく、どこか吹っ切れたような気がします。
車に例えるなら、5年間のアイドリングがようやく終わり、
ギヤがニュートラルからローギヤに入った感覚でしょうか。

この日の夜には、岡部相談役に初めて会う社員が多くなったこともあり、
ユニケミーの親睦会であるPPb会が主催となって、懇親会が開かれました。
岡部相談役を囲む会


懇親会の後、父である社長から、こう告げられました。
「血族経営をしないと言っていたのは、納谷会長と私であって、
 岡部相談役の考えはどちらでもなかった。」

私は、少し誤解していたようです。

こうして、特別講演と懇親会は終了。

私にとって、40周年の節目となる日になりました。
また、それと同時に「創業マインド」という重たい重たい十字架も背負いました。

「縁と人を大切にする」、「ユニケミーで働いていて本当によかった」
そして、素晴らしい社是。

こんな「いい会社づくり」の十字架なら、喜んで背負いますよ。

創業者がやりたくても出来なかった「人づくり」と「いい会社づくり」
これが私の後継者マインドに固まった日となりました。

岡部相談役、PPb会の社員の皆さん、ありがとうございました。
私にとって、記念すべき日になりました。
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プロフィール

ji-hama

Author:ji-hama
理化学技術者集団ユニケミーで働くジーハマです。20年以上続けているバドミントンを通じて、チームワークの素晴らしさを学び、人と人との繋がり大切にしています。「人」を中心に経営し、自ら考えてチームワークで実行できる組織づくりに日々奮闘しています。

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